鬼ヶ窪の家 RENOVATION
Tsukuba, Ibaraki, Apr 2006
つくばの農家をリノベーションしました。
古き良き味わいをそのままに、明るく快適に過ごせるように改修しました。
里山の暮らしを愉しむ家です
元の外装はアルミサッシュに木目をプリントした鉄板張りでした。
木製建具にし、漆喰を塗り直しました。曲がっていた雨樋も銅板で作り替えました。
木製建具としたことで伝統建築のよさが活きただけでなく、断熱性も向上しました。
元は南に面したふたま続きの和室は接客スペースで、北側の暗い部屋が、日常的な空間として使われていました。
居住性の良い南側を居間にし、北側の空間とあわせて広くしました。
居間に面したオープンタイプのキッチンをつくりました。
居間側にはテレビや本などの収納棚をつくりました。
木製建具としたことで伝統建築のよさが活きただけでなく、断熱性も向上しました。
柱や鴨居、建具等は染み抜きをして再利用しています。
北側の部屋だった場所を浴室と洗面室にしました。浴室には昔懐かしい形のモザイクタイルを貼りました。
トイレに行くのが怖い子供のために開けたのぞき窓は子供達に人気。ご両親のアイディアです。
家族が多いのでトイレも洗面も二つづつです。カガミの裏と上は収納になっています。スペースにあわせて作りつけました。
改築前
典型的なつくば地域の農家のつくりです。玄関には広い土間、田の字型に並んだ和室、土間を挟んで洋室と和室、台所、という間取りでした。
アルミサッシに木目がプリントされた建材が張られていました。昭和55年頃に建てられた家だそうです。木製の建具にし、外壁には無垢の杉板に変えました。
北側の台所。土間になっていました。台所の土間は漬け物を大量につけたり、農作業との関係は良いのですが、薄暗く寒いので、台所は居間と同じ空間にし、漬け物や手作り味噌を保存できる納戸を土間の一部につくりました。
南に面したふたま続きの和室は接客スペースで、北側の暗い部屋が、日常的な空間として使われていました。居住性の良い南側を居間にし、北側の空間とあわせて広くしました。
つくばスタイルNo.3「たおやかな里山のくらし」に掲載されています。
設計:時空遊園 環境・建築研究所
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