辻井式住居
Tsukuba, Ibaraki, 1994
熱環境の充実を図ったローコスト住宅
健康な住まいコンテスト優秀賞を受賞
松下電器が主催する、第2回健康な住まいコンテストに於いて優秀賞を受賞。
松下精工(株)換気空質事業部気調グループによって以下の実測データが得られました。
この結果は応募作品中トップクラスのものでした。
住人のことば
山などのリゾートへ遠出して、自宅に帰って来ても「退屈な日常に帰った」と言う感覚がありません。むしろ「リゾートに来た」と言う感じです。住居の造りの為か、周囲の環境の為か?夏休みの為か午前中から子供の幼稚園と小学生の友達がたくさん遊びに来ます(彼らにとって地球防衛軍の秘密基地です。)彼らは光があふれる2階へ階段を歓声をあげて駆け上がって行きます。なぜか、大人でも2階への階段を上がるとわくわくした感じになります。
オンドル式温風床暖房
この家の1階の床は全部二重の土間コンクリートになっており、冬季はエアコンの温風を二重土間コンの間に吹き込むオンドル式の床暖房です。これは電気式より経済的で温水式より安全性に優れています。
可動式家具
住み方を限定しない柔軟性への対応から、1、2階を1空間としてとらえています。特に2階は子供たちの成長に伴って自由に空間を創れるよう、特定の部屋を設けていません。大きな家具が間仕切りとして使えるよう、キャスターをつけ可動式にしました。バルコニー、流しも可動式です。
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